2019年10月9日水曜日

DPS講座 初心者編

フレンドさんやギルメンからマジカテンプラーのDPSについて質問された事があったので、せっかくなのでDPSについてまとめてみる事にしました。

今回は初心者向けと言う事で、なるべく難しい知識や話は横に置くつもりですが、それでもDPSを出すとなると前提条件や理解すべき知識もそれなりにあるので文量は多目です。気楽に読んで頂けると幸いです:)

とりあえず今回は相談のあったマジカテンプラーでいきましょう('-'


●最初に準備する事
以下の条件は個人的にDPSのスタートラインと考えている条件です。
これらの条件はわざわざDPSを計測してまで練習すると言うことなら先にやっておいた方がいいと思います。練習のポーション代も勿体無いですしね('ω'

・使用するスキルのレベルはMAX
・種族スキルのパッシブは全て取得
・クラススキルのパッシブは全て取得
・防具系パッシブは必要なものは全て取得
・使用する武器スキルのパッシブは全て取得
・アンドンテッドスキルのアンドンテッド魂をMAX
・錬金術スキルの薬効をMAX(薬の効果時間が再使用時間を上回るので薬の効果時間を100%に出来る)

これ以降は出来れば。

・魔術師ギルドスキルを使う場合は魔術師ギルドスキルのパッシブも取得
・戦士ギルドスキルを使う場合は戦士ギルドスキルのパッシブも取得
・サイジックスキルを使う場合はサイジックのパッシブも取得
・同盟戦争スキルを使う場合は同盟戦争スキルラインのパッシブも取得

スキルレベルの上昇は入手経験値に比例するらしいので、経験値アップの巻物やデイリーノーマルダンジョンなどは効果的に使うと良いと思います。

セットして表示されている5つのスキルだけしかスキルレベルは上がらないので、面倒な人は上げたいスキルを全部入れてドルメンで適当に戦っても全然大丈夫です。


●ビルドの目標
とりあえず、今回のビルドの目標は以下の通りです

①CP300
②遠距離DPS
③範囲攻撃力が高い
④そこそこ楽なスキル回し
⑤6MスケルトンでDPSが30kを超える事
⑥手に入りやすい装備でメイル杖などは使わない

このゲームでは単体攻撃系のスキルが多い方がDPSは高い傾向です。
なので、そういったスキルを用いた高いDPSを出す為の講座や説明動画等は結構出ているので最高のDPSを出したい人はそういった動画等を参考にすれば良いと思います。

実際のプレイではステージによってはボス戦などで複数の雑魚を処理する事が求められるといったケースも多いので、今回は範囲攻撃を中心にDPSを上げていく方向で説明しようと思います。

ちなみに6Mスケルトン(頑丈な標的用スケルトン)を叩き切れるなら試練やDLCダンジョンなどでも息切れしないで戦い続けられます。通常の3Mスケルトンで同じスキル回しで叩ききった場合、DPSは2-3kほど上がると想定しておくと良いでしょう。まずは3Mの標的用スケルトンでDPS30kを目指すのが良いと思います。


●ステータスと装備
マジカに64全振り。
ヘルスはバフやご飯込みで18k超えるくらいはあると良いと思います。

モンスターマスク(頭、肩):ヴァルキンスコアorスライムクロー。
装備は母の悲しみとジュリアノスで、重装1、中装1、軽装5。
防具の特性は神々。防具や符呪は紫色でも良いですが、武器だけは金色で揃えましょう。

今回は6Mスケルトンを倒しきるためにマジカ再生を担保しつつDPSを出すという構成なのでウイッチマザーの強力醸造薬(ヘルス、マジカ、マジカ再生)を使っています。そのままではヘルスが低いので胸と脚に体力符呪を使っています。

星座は影座。クリティカルダメージを上げる星座ですね。
母の悲しみでクリティカル率を上げていてジュリアノスでも底上げされるので、クリティカル率が高い構成なので影座にしました。クリティカル率を上げて影座にするのは現行パッチでの鉄板ですが、見習い座or恋人座でもOKです。

武器は表が雷杖(付呪は雷)、裏が炎杖(付呪は炎)にしています。特性は注入か正確が良いでしょう。今回は雷杖の特性が違いますが、そこまで大きな違いにはならないだろうというのと、ジュリアノスの杖で統一したかったので手持ちであるものを使った形なのでそのままです。ちなみに両方雷杖でもまったく問題ありません。今回は範囲ダメージ多目なのでむしろそちらの方がDPSが出せるかもしれませんが、さっきと同じ理由でそのままです。


●設定
AoEの入力が最短になるように設定→ゲームプレイ→地上アビリティのクイック詠唱をオンに。この設定は基本的に必須です。


●スキル回しの基本的な考え方
ESOは複数のスキルを沢山使う事で火力を上げていくゲームです。
スキルAを使ったら、次にスキルBを使い、スキルCを使って・・・と繰り返してスキルAに戻る。そういったスキルの使用に関するローテーションをスキル回しと言います。

あらゆるクラスで共通するDPSの基本的なスキル回しの方法は一つ。
「DoTで攻撃しながら、DoTが有効な間に一発のダメージが大きい単体スキルを当てること」
これだけです:)

例えば、スタミナ型なら裏の弓で斉射(DoT)と毒の矢(DoT)を打った後に表の二刀流に切り替えて猛攻を連打、マジカ型なら裏の攻撃杖で属性の壁(DoT)と衰退(DoT)を撃った後に表の攻撃杖で力の発動を連打・・・みたいな流れです。

「効果時間は長いがマジカやスタミナ消費量に対するダメージコストに優れるDoT」と、「瞬間的に火力を生むがマジカやスタミナの消費量が激しく連打は出来ないようなスキル」を組み合わてDoTが有効な間に一発が大きいスキルを当てていく訳ですね。
そして、これらを組み合わせてスキルを回しつつ、マジカやスタミナが枯渇しないようにポーションや重攻撃、符呪などで再生値をカバーする…、と言うのがスキル回しの基本です。

現パッチ(スケールブレーカー)みたいにDoTが強い場合は全てをDoTに置き換えてしまうのもアリです。使用されるスキルはバージョンによる仕様の変更に伴って流行り廃りはありますが、基本はDoT→単体という理解で大丈夫です。


●本番前の練習
マジカテンプラーで基本的なスキル回しを試してみましょう。
ポーションは使い捨て出来そうなものなら何でも良いです。
スキル構成は以下の通り。


・裏面
目くらましの雨→不安定な属性の壁→浄化の光→(スワップ)
・表面
衰退→反射の光→重攻撃(雷杖)→リーチの雷撃→(スワップ)

まずはこのようにスキルを順番に使って行く練習をしましょう。
2→3→4→武器スワップを繰り返すだけですが、キーボードやマウスボタンの配置など、自分で押しやすい状況を確認する事です。

ちなみに重攻撃中に次のスキルを先行入力する事で、最短で次のスキル攻撃に移る事が出来るので意識しておくと良いでしょう。まずはスキルを順番に押す事がスムーズになるように練習しましょう。

ちなみにDoTが有効な間に一発がでかいスキルを使うのが基本だと言いましたが、このスキル回しは「一発がでかいスキル」の部分を雷の重攻撃に置き換えたものです。雷の重攻撃でマジカを回復させつつ、最後のスプラッシュダメージは攻撃杖のパッシブで範囲攻撃になるので殲滅力が上がります。


●軽攻撃キャンセルを練習しよう
次に軽攻撃のキャンセルを練習しましょう。
軽攻撃のモーション中にスキルを入力すると軽攻撃のモーションをキャンセルしてスキルが発動します。これを軽攻撃キャンセルと言います。

他にも、スキルをガードでキャンセルしたり、武器スワップを使うことでキャンセルしたりする事も出来ます。このような一連のキャンセルの事をモーションキャンセルと言います。モーションキャンセルには色々な種類がありますが、まずは軽攻撃キャンセルだけで十分です。

軽攻撃キャンセルはESOでDPSを出すと言う前提では必須といって差し支えないテクニックです。軽攻撃の一発は単なる単発のダメージだけでなく、武器の符呪を発動させ、それに伴うステータス効果を発動させる事もある為、軽攻撃の積み重ねによるダメージは地味ですがDPSを大きく下支えするからです。

ただ、最初はあまりそういった事は意識しないで軽攻撃キャンセルを失敗してもそのままスキル回しの流れを止めないように叩き続けましょう。ESOのスキル回しは音ゲーみたいにタイミングよく入力するものなので、慣れてきたら次第に失敗も減ってきます。

軽攻撃キャンセルを上手く発動させるコツとしては、キャンセルの癖を理解する事です。
軽攻撃後のスキル入力の時間は殆ど0秒でも受け付け可能ですぐにキャンセルが出来ます。
一方で、スキル後の軽攻撃の入力はスキルのモーションがある程度終了しないと受け付けてくれません。
そして、各スキルのCTは基本的にはおおよそ1秒です。

要するに、
トン(軽攻撃)、トン(スキル)、トン(軽攻撃)・・・といった単調な入力ではなく、
トトン(軽攻撃とスキル)、(1秒経って)、トトン(軽攻撃とスキル)・・・といった流れを意識しての入力がオススメです。

例外的に、CTが個別に存在するスキルはタイミングをずらさなければいけません。
例えばアッパーカットやスナイプなどですね。そういったスキルをスキル回しに入れるのは慣れてからにしましょう。


●DPS測定の前提条件
さて、十分に練習したらDPS30kを目指して骨叩きの練習に入りましょう。
骨殴りでDPSを計測する場合は、以下のような条件を参考にしてください。

①Ultは貯まっている状況からスタート
②計測前からバフ・デバフは自由
③3M、6Mのスケルトンではヘルス込みの2色or3色ご飯を使用し、課金の鉄ゴーレムではヘルス無しの2色(例:マジカ量UP+マジカ再生)ご飯を使用して計測。

鉄ゴーレムはあらゆるバフ・デバフが自動的に適用される課金アイテムですが、最初は必要ないので気にしなくてOK。正直、ヘルスを上げない状況での計測は実戦での測定と大きく異なる筈ですが、有名プレイヤーの測定方法として統一されている節があるので、「そんなもんだ」と思っていて下さい。

また、普通はDPSでも緊急回復用のスキルを一つ位は入れますが、計測だからとそういったスキルを取っ払ってDPSが出る構成で測定する事も勿論可能です。その辺をどうするかはプレイヤー側の考え方次第なので好きに選択すると良いと思います。
今回はそのまま実戦に投入出来るスキル構成にしています。


●使用するポーション
「呪文攻撃力のエキス」が良いでしょう。
魔術(強)と予言(強)とマジカの回復。マジカDPSの鉄板ポーションの一つです。

呪文攻撃力のエキス
・ロルカーンの涙+コーンフラワー+タネツケバナ+ナミラキノコ
・ロルカーンの涙+コーンフラワー+タネツケバナ+ホテイアオイ

なお、スキル回しの中に魔術(強)を加える衰退が入っているので、実戦では予言(強)と体力とマジカの回復が出来る「呪文クリティカルのエキス」でもOKです。

呪文クリティカルのエキス
・ロルカーンの涙+タネツケバナ+ホテイアオイ+オダマキ
・ロルカーンの涙+タネツケバナ+ホテイアオイ+ムラサキ草


●具体的なスキル回し
それでは早速やってみましょう。条件は以下の通り。

CP300マジカテンプラー。CPなどは図を参考で。


スキル回しは以下の通りです。

①呪文攻撃POT→属性ドレイン→炎の憤怒(ULT)でスタート→②へ
②軽攻撃・目くらましの雨→軽攻撃・不安定な属性の壁→軽攻撃・浄化の光→スワップで③へ
③軽攻撃・衰退→軽攻撃・反射の光→重攻撃(雷杖)→雷撃のリーチ→スワップで②へ
④敵のヘルスが25%以下になったら属性ドレインを切らさないようにしつつ、②→ビームの繰り返し。

スタート後は全てのスキルは使用前には必ず軽攻撃を入力です。

なお、ポーションはスキル発動と同じタイミングで使う癖をつけましょう。スキルのCT中でもポーションは使用できる為です。ただ、重攻撃中に使うと重攻撃が中断されてしまうので、重攻撃中に薬が切れたら重攻撃→スキル→ポーションの順番で使います。

太陽の弾幕と浄化の光はどちらかを入れる形ですが、太陽の弾幕の方がDPSは高く範囲ダメージである優位性もあります。ただ、敵との距離を縮めなければいけないので距離を取って戦いたい場合は浄化の光に変えましょう。浄化の光はDPSが下がる反面、敵の周囲に小範囲HoTが発生するので仲間にヒールをばら撒ける利点があります。状況に応じて変えましょう。今回は浄化の光で統一しています。


以上です。
スキルを順番に裏で3つ使ってスワップ、表で2つ使って、重攻撃→3つ目のスキルを使ってスワップ…の繰り返し。
いわゆるスキルを順番に押していくビルドなので、比較的簡単な方法です。マジカ型の他のクラスでも同じようなスキル回しは作れるので参考にしてみてください。


今回のスキル回しで、3Mを叩いた結果はこちら
(CP300、ジュリアノス、母の悲しみ、ヴァルキン)

同じスキル回しで、6Mを叩いた結果はこちら。
(CP300、ジュリアノス、母の悲しみ、ヴァルキン)

同じスキル回しで、CPを810、裏の杖をメイル炎杖にして6Mを叩いた結果はこちら
(CP810、ジュリアノス、母の悲しみ、ヴァルキン、メイル炎杖)

ほぼ1万上がってますね('-'
メイル杖を使うと軽攻撃のダメージがあがるので軽攻撃キャンセルの重要さが増してきます。メイル杖は属性の壁を使用中に軽攻撃および重攻撃をあてると追加ダメージが発生する装備ですが、雷杖の重攻撃中に発生するダメージ一発ずつそれぞれにも追加ダメージが発生するので、軽攻撃があまり上手くなくても雷杖の重攻撃の部分で簡単にそれなりの火力が出せるのでオススメです。今回のスキル回しが出来るようになれば、メイル杖を手に入れた後も引き続き同じようにスキル回しが出来ますよ:)


最後に、同じスキル回しでCP810、試練装備とメイル杖を使って6Mを叩いた結果

ジュリアノスを完全なるエセルに変えて、アクセに血の渇望を二つ入れています。
完全なるエセルのセットは重攻撃で脆弱(弱)を敵に与えるのでダメージが8%アップし、3セット目の効果の殺戮(弱)でダンジョンのモンスターにさらにダメージ5%アップと、とても強力なセット装備です。特に今回のような重攻撃を使うスキル回しと相性がとても良いですね。クラグローンの試練の装備ですがノーマルでも手に入るので比較的集めやすい装備と言えるでしょう。

試練のような大所帯になると完エセはヒーラーが使う場面もありますが、「完エセをヒーラーが使うようなパーティにいる」という状況であれば、ここに載っているあらゆるTipsはあらかた理解しているようなレベルですから、その時には状況に合わせて変えることが出来ると思います:)


とりあえず、こんな感じで殆ど同じスキル回しでも装備やCPでこれだけ火力が変わっていくものだという事が分かると思います。CPが低かったり、装備が揃っていない内はノンビリとプレイしながら少しずつレベルアップしていけば良いのではないでしょうか。

ちなみに、今回のスキル回しはそれなりにDPSを出しつつプレイしながら自然と練習を続けられるように、やや再生力過多のビルドです。ここから2色飯にして吸血鬼にして、符呪を変えて、スキル効果を考えて順番を変えて・・・と、突き詰めていけば、よりDPSは上がります。上手く出来るようになったら、自分なりにアレンジされてみてください。

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